どうも~こんにちは、サケです。
何か目標を持っても、前に進もうとしても「完璧主義」な性格が邪魔をしてしまい、なかなか動けない・・・
そういう状態になっている人って、意外と多いものです。
僕はなんといいますか、性格的にクソ真面目なところが強くて、学生の頃は何かやるにしてもきっちりこなさないといけない。
100点を目指さないといけない、と思い込んでいたものです。
しかし、物事を完璧にこなそうとすると、難しく考えすぎてしまうというか。
フットワークが重くなるので、行動に移すのにも時間がかかって効率が悪くなってしまうんですよね。
そうなると、必然的に結果が出るのも遅くなって、そんな自分に嫌気が差してしまったりもします。
そんな状況を変えていきたくて「考えすぎるより、まずはやってみる」
ここを意識するようになってから、状況がちょっとずつ好転するようになっていったかなと思います。
完璧主義になりすぎると、考え方がカチコチに固まってしまい、身動きが取れなくなってしまうもの。
そこで今回は、完璧主義の原因と、完璧主義をやめたいと思っている人のための克服方法。
このあたりを中心にお話していきたいと思います。
完璧主義になってしまう人の原因とは?
まず完璧主義を辞めたいと考えているけれど、そもそもどうして完璧主義になってしまうのか?
そこを考えていくなら、まずは完璧主義になってしまう人の原因から探っていくべきでしょう。
多くの人の場合、完璧主義になってしまう原因は次の4つかなと考えられます。
1・真面目な性格で、人一倍責任感が強いから
2・0点か100点かの2極化で判断してしまうから
3・自己否定により自分で評価を下げてしまう
4・他者から認められたいという想いが強いから
自分がどのケースに当てはまっているか?
ここを認識しておかないと、一時的に完璧主義が治ったと思ってもまた元に戻ってしまう可能性があります。
1・真面目な性格で、人一倍責任感が強いから
まず完璧主義な人ほど、当てはまる人が多いのがこのケース。
真面目な性格をしている人は完璧主義な人が多く、仕事でもプライベートでもちょっとした事が気になってしまう。
引き受けた仕事や物事は、きっちり完璧にこなさないと気が済まないなど。
そういった几帳面かつ人一倍責任感が強い傾向があります。
几帳面で責任感も強いので、周りの人や上司からの評判はいいかもしれません。
とはいえ、几帳面な仕事ぶりなどを他の人にも強要することもあります。
状況によっては他の人からその立ち振舞いが「クソ真面目すぎる・・」とウザったく思われてしまうかもしれません。
僕自身、基本的にはかなり真面目な性格でして・・
何を成すにもきっちりこなすタイプだったんですけど、美術系の専門学校に通っていた時、先生から
「君はクソ真面目だから、もうちょっと気を緩めることも必要だよ?」
とアドバイスをもらった時、改めて自分の性格の硬さというか、頑固さみたいなものを知りましたね(苦笑
2・0点か100点かの2極化で判断してしまうから
完璧主義な人は「0点か100点か」その2つの評価で、物事を判断してしまいがちです。
・この仕事は完璧にこなさないといけない
・この資料は完璧に仕上げないといけない
・このコンテンツは完璧な内容じゃないといけない
こんな具合に「100点の出来栄え」を追い求め続けてしまうもの。
しかし、テストだって100点なんてたまに取れたら良い方なのに、日常的な仕事とか資料の作成とか。
常に100点満点を取れるなんてこと、あるはずないんです。
多くの人は超人や天才ではなく、凡人なんですからね。
もちろん、僕自身も凡人な人の1人です。
例えばそうですね・・・
以前の僕は動画のコンテンツを作ることに、ちょっと抵抗あったんですよ。
元々喋るのは得意じゃないし、話が上手いほうでもない、緊張して言葉を噛んでしまうこともしょっちゅうで・・
そんな自分が動画コンテンツを作っても、微妙な出来栄えになるだけだ。
そう思っていたんです。
いざ動画コンテンツ作成用のキャプチャソフトと、編集ソフト。
それらを購入してセッティングして、いざ話し出そうとしても・・なかなか声が出てきませんでした。
それでも用意した原稿を慣れない感じで読み上げて、録画して編集して。
ようやく出来た初めての動画コンテンツは、お世辞にもいい出来とは言えませんでしたね(苦笑
でも、最初から何でもかんでも完璧に出来る人なんてそうそういません。
何事においても場数を踏んで、慣れていって改善を積み重ねていくしかない。
「最初から100点を取る」
というところに意識を向けすぎて考えるだけで行動しないと、成長していくことも出来ないんですね。
だから、まず物事に対して「0点か、100点か」この2つで評価を下していないか。
そこを考えてみるといいでしょう。
3・自己否定により自分で評価を下げてしまう
記事の冒頭で、完璧主義に陥りすぎると、考え方が固まりすぎて身動きが取れなくなってしまうと書きましたね。
それで、その思考の沼にハマっていくと、行動していない自分に対して嫌気がさしてくるようになります。
「こんな自分がやったところで・・・」
「僕なんかどうせ・・」
「どうせ私なんて○○○だから・・」
こんな具合に自己否定が始まって、自己評価を自分で下げ始めたら要注意。
「でも」「だって」「どうせ」
といった具合に「できない理由、やらない理由」ばかりを並べて、行動しないことを正当化して挑戦に対し臆病になっていきます。
しかし自分で自分の評価を評価を下げるのは
「自分の在り方を否定されたくない」
という、自己防衛の本能が働いているといえます。
「自分なんてどうせ・・・」
「僕なんか、私なんか・・」
こんな具合に、行動しないことを正当化して挑戦しなければ、誰かに否定されることなんてないから。
傷つかなくて済むから、だから完璧主義な性格にハマっていた方が楽・・・
こういう自分可愛さの側面が、現れているといえるんです。
しかし、ただ考えるだけで何も行動していない自分を守るなら、行動しない理由をかなぐり捨てて傷ついても成長する方向に進んでいく。
そっちの方が絶対に人生プラスに転じていくと思うんですよね。
4・他者から認められたいという想いが強いから
誰もが他者から認められたいと思うものですが、完璧主義者の人は他人からの承認欲求が一際強いといえます。
・他人に褒められたい
・褒められて、自尊心を満たしたい
・頑張っている姿を理解して欲しい、認めて欲しい
・SNSなどでいいね、をたくさんもらいたい
こんな具合に承認欲求を満たしていくことによって、自分の心を満足させていくんですね。
ただ、この在り方を続けていると
「他人に褒めてもらえる、他人が求める完璧な自分像」
これを作っていくことにエネルギーを注ぎ込むようになります。
そうなると、どうなるのかといえば・・・
たとえ自分が望んでいなかったとしても、他人が望んでいる姿をずっと追いかけていくので、自分の考えが宙ぶらりんになって、地に足がつかない状態になっていきます。
そうなっていくと、どこかで他人が望んでいる姿を追いかけるのに疲れてしまい・・
「自分が望んでいた事ってなんだっけ?」
と、自分で自分が分からない状態に、陥るようになるんですね。
なので、他人の評価とか関係なく、自分でちゃんと考えて自分の姿を追い求めること。
ここを意識するようにしてもらえたらと思います。
完璧主義を辞めたい人のための6つの克服方法
完璧主義も仕事に丁寧に取り組んだり、自己管理がちゃんとできたりなど。
メリットもあるにはあるんですが、そこが行き過ぎてしまうと息苦しさが増していってしまうんですね。
では、完璧主義はどのように克服していったらいいんでしょうか。
主な克服方法ですが、次の6点になります。
1・常に60点~80点位の出力を意識する
2・細かいことは気にしないでいい考え方にシフトしていく
3・プライドを捨てて、人に頼ってみる
4・目的を改めて明確にする
5・余計なことは捨てて1点にのみ集中する
6・オンとオフの切り替えをちゃんと意識する
順番に見ていきましょう。
1・常に60点~80点位の出力を意識する
完璧主義になっている人の場合、毎回100点を追い求めてしまう傾向が強いです。
だから、この
「毎回100点を追い求めるのが当たり前」
といった考え方を、徐々に変えていくことが必要です。
僕の場合は、ひとまず「60点~80点」くらいの範囲を目指して、それくらいのパワー出力でコンテンツ作成に当たっています。
もちろん、ちゃんと内容を充実させるように集中して作成していきますよ。
ここで大事なのは、とにかく不出来でも、内容的に100点でもなくても、ひとまずアウトプットして行動していくというところ。
ただ考えるだけ考えて、行動できない状態が続くのは一番の機会損失に繋がります。
仮に出来上がったものが、自分にとって60点とか70点だったとしましょう。
でも、その内容でも見る人によっては80点だったり、90点だったりするわけで。
失敗したら、それはそれで経験になりますし、成功したらあなたの自信の糧となります。
つまり、どっちに転んでもあなたの成長に繋がるので、悪いことなんてないんですね。
むしろ、何も行動しないと、何も得ることは出来ません。
そもそも考えてみれば、この世界において完璧なものってあるんでしょうか?
完璧な状態に仕上がっていれば、それ以上進化する必要はないわけですが・・・
人の生活にしたって、文明にしたって、日々ちょっとずつ進化してアップグレードしていっていますよね。
完璧に仕上げてから発表しよう、世の中に送りだそうと考えて、行動しないでいては・・あなた自身の成長に繋がっていかないんです。
僕も2013年あたりにブログを始めたんですけど・・・
その時に書いた記事とか、今思い返してみると「うわ、これは・・・ひっどいww」
そう鼻で笑ってしまうような記事ばっかりでした。
記事のクオリティが低すぎて、ブログ全体が圏外になってしまったこともありましたからね~(遠い目
しかしそういった失敗をしたからこそ、書いてはいけない記事の方向性とか。
こういう風に書くと、記事のクオリティがアップするとか。
そういった部分に気づけたんだと思います。
なので、ひとまず不格好でもクオリティが低くてもいいんです。
日々「60点~80点」くらいの出力で、作業していくこと。
行動していくことを意識していきましょう。
2・細かいことは気にしないでいい考え方にシフトしていく
完璧主義な人ほど細かいことを気にしてしまう。
神経質になりすぎてしまう傾向が強いですが、その考え方をちょっとずつ切り替えていくことが大切かなと思います。
いくら他人のやった細かい行動や言動を気にしたとしても、相手の行動や言動を完全に支配することなんて出来ませんよね。
他人の言動や行動を気にするということは、それらに振り回されてしまうということ。
なので「他人に振り回されない」としっかり意識することが、まずは重要かなと思います。
意識をドンと構えていくことで、徐々に細かいことは気にしない考え方にシフトしていきますよ。
3・プライドを捨てて、人に頼ってみる
完璧主義の人は妙に自身のプライドが高い傾向にあります。
自分が学んできたことや実践してきたことが、全てにおいて正しいとか、こういった考え方ですね。
しかし世の中上には上がいるものですし、考え方や価値観なんて人の数だけあって、その在り方も多種多様です。
こんな状況の中で
「自分の考えが全てにおいて正しい!」
と、声高に唱えてしまうのは、あまりに恥ずかしいというものでしょう。
そういう変なプライドを持って、何もかも自分1人でやろうとしても、なかなか上手くはいかないものなんです。
完璧主義な人ほど
「自分1人でやった方が効率がいい、誰かに邪魔されると自分のペースが乱れる」
と考えがちで、他人に頼ることをあまりしません。
でも仮に、そのやり方で結果が出ていなかったなら、変なプライドは捨ててしまった方がずっといいです。
上手くいっていないということは、何かしら間違っている可能性が高いでしょうからね。
だから、そういう時こそ人に頼ってみる。
自分のやり方のどこがまずいのか、間違っているのか?
上手くいっている人に相談したり、その人のやり方を真似てみるとか。
そんな具合に人に頼ることを覚えていくと、すんなり行動に移せて、なおかつ状況も改善されていきますよ。
4・目的を改めて明確にする
完璧主義の人が色んな仕事を一気に振られた場合。
それぞれの仕事を完璧にこなそうと考えすぎて、身動きが取れなくなってしまいます。
この状態って全ての仕事の優先順位を1番にしてしまっているので、どれから手をつけたらいいか混乱しちゃっているんですよね。
だから、こういう時こそ、冷静になって目的を改めて明確にしていきましょう。
それぞれの仕事の優先順位をつけて、どれから手をつけていけばいいか、目的を明確にしてけば。
今どれから片付けていけばいいのかはっきりするので、神経をすり減らすこともなくなります。
5・余計なことは捨てて1点にのみ集中する
人間の脳の前頭前野には「ウィルパワー」というものがありまして、注意や感情、意欲などをコントロールしているといいます。
このウィルパワーは物事に対する集中力を維持するうえで重要なのですが、選択や判断の回数が多ければ多いほど、ウィルパワーは消耗していくんですね。
つまり、色んな仕事を振られて「あれもやらないと、これもやらないと」
こんな具合に意識が分散して、選択や判断をしまくっていると、どんどん集中力を維持するためのウィルパワーが削られていくんです。
そうなると、結果的に全ての出来栄えが中途半端になって、結果が出せない・・なんてことになります。
結果が出せない状態が続くと、自己否定が始まって、作業に対するモチベーションを維持できなくなり、やる気が消失。
そして「でも、だって、どうせ」といった具合に、できない自分を正当化して、成長の機会を失ってしまう。
これでは、何も変わっていきません。
だから、選択や判断の回数を極力減らして「余計な事は捨てて1点のみに集中すること」
ここを意識することが大切かなと。
1日単位で決めるなら「午前はブログの記事を書くことに集中する」
そう決めてしまうんです。
音声コンテンツを取りたくなっても、動画を作りたくなっても、そこは我慢して、とにかくブログの作業を優先。
仮に飲み会や、遊びの誘いといった誘惑が入り込んできてもシャットアウト。
とにかくブログの記事を書くことに集中!
多くの人が行動しているつもりなのに、後々チェックしてみると思った以上に進んでいないのはどうしてなのか?
それは、余計な選択や判断に時間を取られているから、なんですね。
だから集中力を維持するためにも、無駄な選択や判断を減らして、ウィルパワーを節約していきましょう。
そうすれば、余計なことは捨てて1点にのみ集中しやすくなり、結果的に見れば成果が積み重なっていくはずですよ。
6・オンとオフの切り替えをちゃんと意識する
完璧主義の人はオンとオフの切り替えがあまり上手くありません。
例えば、仕事を始めた場合、完璧主義の人は中途半端に終わるのを好まないので、自分の望む結果が得られるまで仕事をする事になります。
とはいえ、時間は有限ですし、集中力だってずっと長続きはしません。
それでも続けようとして思うような結果が得られず、結果的に自分で自分を追い込んでしまうと・・・
こういう訳ですね。
だから意識的に時間を調整して、仕事モードと休憩モードの「オン、オフ」
ここの切り替えが上手くなっていけば、完璧主義の状態もちょっとずつ緩んでいくかなーと思います。
今回のまとめです
はい、というわけで今回は完璧主義の原因と、辞めたい人のための6つの克服方法という内容でした。
改めていいますけど、世の中「完璧」なんてものは存在しません。
完璧なんてものを求めても、なかなか行動に移せないといった状態になりますし・・
行動しないのでは、何も経験しないってことで、それは成長する機会を自分から遠ざけているという事でもあります。
何事においても、最初は誰だって初心者です。
初心者の状態でいきなり高いレベルを目指したところで、いきなり完璧レベルのものが出来るわけないですよね。
最初は低いレベルだって構いませんし、満足いくものは仕上がらないかもしれません。
それでも、行動してちょっとでも前に進むことが出来たら・・・それでいいんですよ。
それが今のあなたの実力なら、より良くするためにはどうしたらいいか?
そこを考えて修正して改善してみて、それを繰り返していく。
そうすることで徐々にレベルは上がっていくはずです。
完璧主義という鎖を断ち切って、考えるよりも先に行動してみる。
初心者なんだから、最初から失うものなんてなにもない、なら気楽にやることをコツコツ積み重ねていくだけ。
ひとまず、こんなマインドで取り組んでいけばいいんじゃないでしょうか。
気難しく考えず、コツコツやれることをやって積み重ねていきましょう。
そうすれば、完璧主義から脱しつつ、どんどん成長していけますからね。