どうも~こんにちは、サケです。
僕は学生時代、割とがんばり屋な性格をしていたと思います。
受験勉強を頑張り、日々の授業は毎日真面目に受け続け。
会社でイラストレーター&デザイナーをしていた頃は、ほぼ毎日終電間近まで働いて、たまに休日出勤もして。。
当時は頑張れば頑張るほどに報われると思っていたし、それが自分の経験や血肉になると本気で信じていました。
でも、会社での働き方に体と心がついていかなくなり、うつ病になって・・
そこから回復してからは、考え方が少し変わりましたね。
「なんかもう頑張りすぎるの疲れた・・・頑張らない生き方をしていきたい」
こんな感じですね。
頑張らない生き方と耳にすると、なんだか人生投げやりになっているというか。
何もかも諦めてしまっているといったイメージを抱くかもしれません。
ただ、僕の考えている頑張らない生き方というのは、全ての事を頑張りたくないという訳じゃなくて・・
自分のやりたくない事にエネルギーを注ぐことをしたくない、といったイメージなんですよね。
決して全部投げ出して、何もしたくないというのとは、ちょっと違います。
仮にもしもあなたが、今頑張っているのになんだか歯車がうまく噛み合わない。
ものすごく窮屈だし、日々の生き方に息苦しさを感じている・・
そう感じているなら、ちょっと頑張りすぎなのかもしれません。
今回はそんな日々頑張って、仕事や生き方に疲れてしまっている人に頑張らない生き方について。
僕の考えを交えつつ伝えてみたいと思います。
そもそも頑張るってどういう状態?
ではまず最初に・・そもそも頑張るってどういう状態を指すと思いますか?
ここは冒頭でも書きましたけど
・自分のやりたくない事にエネルギーを注いでいる状態
だと思うんですよね。
やりたくないけれど、仕方なく目の前の仕事や取り組まないといけない事をやっている時の心理って
「これを我慢してやればお給料もらえるから」
「やりたくないけど、成長に繋がることだから頑張らないと」
「気は進まないけど、これをやることで未来に繋がるなら、やらなきゃ」
そんな具合に、目の前のやらないといけない事に意味付けをして、それらを達成できた時ものすごい達成感を感じるんじゃないでしょうか。
月曜から続いていた仕事の日々が、金曜日の夜になってようやく一区切りついて
「よし、今週も1週間お疲れ様~~!!」
といった、あの感覚です。
そういった、やりたくないけど仕方なくエネルギーを注いでいる状況が、頑張っている状態です。
逆に頑張らないとはどういう状態?
では逆に頑張らないとはどういった状態でしょうか。
これは自分の好きなこと、もしくは熱中して取り組めるものにエネルギーを注いでいる時かなと思います。
自分の好きなことや熱中している時間って、あっという間に時間は過ぎていくものの不思議と
「頑張った」
という感覚は感じないと思います。
傍からみたら、すごく時間を割いて頑張っているように見えても、当の本人からしたらそれは好きなことや熱中出来る事。
だとしたら
「好きだからやっているだけだし、頑張っているわけじゃないよ?」
と感じるんじゃないでしょうか。
要するに、頑張らない状態とは、自分のやりたくない事を手放していって、自分の好きな事ややりたい事に意識を集中していくこと。
これなんじゃないかと思うんですよね。
とはいえ、いきなり
「会社の仕事やりたくないから、もう会社やめる!」
「働きたくないから一生家に引きこもっている!」
とかなってしまうと、それは全部投げ出した生き方になってしまいます。
いきなりそうした大きな事を手放すのはなかなか難しいもの。
だから、段階を踏まえてちょっとずつ手放していくことから始めてみてはいかがでしょう。
例えば・・・
会社での人間関係が嫌で仕方ない場合。
とりあえず、毎回の会社の飲み会を断るところから始めて、徐々に嫌いな人との距離を取って接点をなくしていくとか。
なんでもかんでも仕事を振られる状況に嫌気がさしているなら、数回に1回は断るようにしていき、いい人でいるのを辞めてみるとかですね。
少しずつ自分のやりたくない事を手放していくことで、心の負担は着実に軽くなっていきます。
頑張ることは確かに良いことかもしれないけど・・
人間は1つのことに努力している姿とか、頑張っている状況を美徳にして美化する傾向があります。
特にこの傾向、団塊世代の日本人に多い印象ですよね。
確かに、何か1つのことに一生懸命になったり頑張ったりするのは、決して悪いことじゃないと思うんですよ。
ただですね・・・
「苦労して頑張ればもっといい人生になる」
「もっと仕事を頑張って働けば輝かしい未来が待ってる」
とか、その頑張っている姿とか、一生懸命になっている状況が美しいとか。
苦労や努力を美化して押し付けてくるなら、それはもうやらなくていい無駄な苦労だと思うんですよね。
今の世の中、そうした根性論を振りかざすのはあまりにも時代遅れというものです。
少なくとも、僕はそう思っています。
頑張るのって、思っている以上に体力と精神力を消耗するんですよ。
そこに気づかず、日々やりたくないもない仕事にエネルギーを注いでいたのでは・・体力と精神力が疲弊して疲れていくのも当たり前というもの。
実際、疲労に関する意識調査を首都圏在住の社会人、854人に対して行ったところ、約84%が「疲労の蓄積を感じている」と回答したといいます。
出典:https://news.mynavi.jp/article/20180926-697884/
僕のケースで言えば、僕は以前ソーシャルゲームのイラストレーターとデザイナーとして働いていた時期があったんですが・・
デザイナーとして働いていた時期は、ほぼ毎日終電間近までパソコン画面に向かって仕事していました。
ただ、職場の先輩との相性があまり良くなく、デザインを仕上げても仕上げても毎回ダメ出しを食らってしまい、日に日に自分に対する自信を失っていきました。
おまけにほぼ毎日終電間近までパソコン画面に向かい続けていたので、とにかく目の奥の鈍痛と頭痛がひどく・・
それでもデザインの仕事をこなすため、自宅ではデザインの勉強をしたりしていました。
でも、それって僕がやりたかったことじゃなかったんですよね(苦笑
やりたくない事にエネルギーを注いでいても、自分の軸とずれた行動を取っていればどこかで必ず歪みが生じます。
結局のところ、僕は自分の中に出てきた違和感と、日々の業務と先輩から受けるストレスと頭痛などに耐えられなくなり・・
体を壊してうつ病になってしまいました。
うつ病になった経験から言わせてもらうなら、体を壊してまで頑張ることが格好良いとか。
そんな訳ないんですよね。
それだったら、やりたくない事を手放して、頑張らない生き方にシフトしていった方がよほど賢いです。
だから、どんな小さいことでもいいです。
まずは、あなたがやりたくないと感じている事があれば・・
そこから離れるため、段階を踏まえてちょっとずつ手放していってみてはどうでしょうか。
仕事に疲れている人へ、頑張らない生き方の考え方
ひとまず「頑張る」「頑張らない」と、2つの考え方について僕の経験も交えて書いていきました。
頑張らないことも大切なんだよ、ということがちょっと分かってもらえたでしょうか。
では、その頑張らない生き方をしていくための考え方ですが、次の5つを挙げてみます。
1・とりあえず、何もしない時間を持つ
2・自分の気持ちに素直になってみる
3・100点を目指さず、どんな自分でも認めてあげる
4・他人や周囲の評価とか気にしない
5・1日1個でも、先に進めたらOK
はい、では1つずつ解説していきましょう。
1・とりあえず、何もしない時間を持つ
頑張りすぎる人の特徴として。
自分の手と時間が空いたら、その時間がもったいないと感じるため、何かしようとしてしまうんですね。
ちょっとでも時間があれば、新しい本を読んで知識を学んだり。
会社の仕事に追いつこうと、必死になって勉強したり、たまにセミナーに足を運んだり。
そういった具合に常に
「何かしないといけない」
と何か目に見えないモノに、追われるような状態になっていないでしょうか。
そういった人はちょっと一旦立ち止まって、自分の周囲を見渡して、あなたの現在位置を確認してみましょう。
そして、とりあえず
「何もしない時間を持つ」
ここを意識してみてはどうでしょうか。
頑張りすぎる人は、どうもそういった「何もしない時間」を持つことに罪悪感を覚えたり、抵抗を覚えたりするものなんですよね。
というか、以前の僕がそうだったので・・なんとなくその感覚は分かるんですよ。
最初は何もしないでいる事に抵抗覚えたり、ソワソワしてしまったりするかもしれません。
でも、お気に入りの音楽をかけてソファやベッドに横になって、ボーッとしてみる。
そういう何もしないでいる時間を持ってみると、不思議と頭の中が軽くなるんですよ。
頑張らない生き方をしていくにあたり、何を手放せばいいか分からない・・
こういった方は、まず少しでもいいので、何もしないでボーッとする時間を持ってみてはどうでしょうか。
あ、もちろん永遠とボーッとしていたのでは何も始まらないので、ある程度リフレッシュ出来たら適度に切り上げてくださいね(苦笑
2・自分の気持ちに素直になってみる
さきほど、頑張っている状態というのは
・自分のやりたくない事にエネルギーを注いでいる状態
こう書きました。
そして、自分のやりたくない事を徐々に手放していくことで、頑張らない生き方にシフトしていけるとも伝えましたね。
それは別の言い方をすれば「自分の気持ちに素直になってみる」とも言えるんじゃないでしょうか。
・やりたくない事を抱え込んだり
・合わない人に無理に合わせて、表面上はうまくやっているように見せかけたり
・本当はつらいと言いたいけど、周りの空気を悪くするから明るく振る舞ったり
こういった状態は、あなたの気持ちや考えていることから目を背けており、遠くないうちにストレスが溜まりに溜まって押しつぶされてしまいます。
そうならないためには、あなた自身の気持ちとちゃんと向き合って、素直になってあげる事。
自分の気持ちを無理やり抑え込むのではなく、やりたくない事はちょっとずつ手放していく事。
そういう自分の気持ちに素直になっていく事が、頑張らない生き方の第一歩なんじゃないかと思うんですよね。
3・100点を目指さず、どんな自分でも認めてあげる
これは主に、性格が真面目だったり、つい周りの空気に合わせてしまったり、完璧主義の人に言える事なんですが・・
そういった性格をしている人たちは、常に100点満点を目指そうとします。
常に理想とするイメージを追い求めてしまい、そこを目標としがちなんですが・・
毎回理想的な未来にたどり着ける訳はないですし、常に100点を取れる超人なんて、いるかもしれませんが数える位ですよね。
基本僕たちは凡人ですから、そういう完璧さを求め続けていてはいつか疲弊して潰れてしまいます。
だから、あなたなりの合格点を持って、どんな自分でも認めてあげる事を意識してみてください。
会社のプレゼンの資料の出来栄えが60点とか70点くらいの出来栄えでも、自分を追い詰めず認めて褒めてあげる。
掃除洗濯などの家事を完璧にこなせなくても、ひとまず60点くらい出来ていれば、いいかなと認めてあげる。
そんな具合に、どんな自分でも認めてあげれば、どういった自分でも価値のある存在なんだと、自分を肯定出来るようになっていきます。
是非、どんな自分でも認めるという取り組みをしてみてください。
4・他人や周囲の評価とか気にしない
頑張らない生き方を考えていく上で、他人や周囲の評価を気にしないは重要ですね。
なぜなら
「○○さんが頑張っているなら、自分ももっと頑張らないとッ」
そういう考え方にシフトしてしまう可能性が高くなるから、です。
仮にですよ。
「私は毎日深夜まで仕事して、今日なんて会社に泊まりだけですよ」
こう自分が頑張っているアピールしている人が、職場にいたとします。
そういう人がいると、なぜか決まって
「いや、俺なんて今日で会社に3連泊だし」
「いや、僕なんて2徹でろくに寝てないなか仕事しているし」
と「俺のほうが頑張っている、アピール大会」が始まるものです。
まあ、だいたいTwitterなどのSNSとか、会社での飲み会とかで行われがちですけどね。
ただ、そういう不幸の自慢大会に対抗して
「なら、僕は休日返上して仕事してやるッ」
とか、そんな張り合いしなくていいんですよね。
他人が頑張っているから、自分もそれに合わせて頑張らないといけないとか・・
そう周囲に合わせる必要なんてないんですよね。
他人の頑張りの総量と、あなたの頑張りの総量とでは、エネルギー量に差があるからです。
他人と同じように頑張ろうとして潰れてしまう人は、自分のエネルギー量をうまく把握できていないから潰れてしまうんですね。
あなたにはあなたのエネルギー量があって、それに見合ったスタイルが必ずあるはず。
だから、他人や周囲の評価とか気にせず、あなたらしく、あなたの速度や方向性で頑張っていくのがスマートなやり方だと思いますよ。
5・1日1個でも、先に進めたらOK
あとは、ここですね。
1日1個でも、先に進めたらOKという考え方です。
やりたくない事を手放していき、自分の好きなことや興味のある事に徐々にシフトしていく。
その工程も結局のところは、1日1個やりたくないことを手放して・・
1日1個、自分の好きなことや興味のある事をやっていくと。
そういう事なんじゃないかと思うんです。
どんなに亀みたいなノロノロしたスピードでも、1個1個着実に自分の進んでいきたい方向にシフトしていけば・・
やりたくない事にエネルギーを注いでいた、頑張りすぎていた生き方から。
あなたのやりたい事にエネルギーを注ぐ頑張らない生き方に、切り替えていく事は出来ると思うんですよね。
そういう生き方にシフトしていくために、1日1個でも先に進めたらOKとしておきましょう。
今回のまとめです
はい、というわけで今回は日々の仕事に疲れている人に向けて、頑張らない生き方についてお伝えしていきました。
僕たちは小さい頃から
「頑張って辛いことに耐えることはえらい事」
「無理して頑張っている姿はとても素晴らしい、美しい」
こういうイメージで、教育を受けてきたかもしれませんね。
だからどうしても心のどこかに
「自分はもっと頑張らないといけないんだ」
「頑張らない自分に価値はないんだ」
と、あなた自身を追い詰めている感覚みたいなものがあると思うんです。
でも、その感覚に縛られていては、いつまで経ってもやりたくない事にエネルギーを注ぎ続ける事になります。
そうなっては、あなたの生き方は「ずっとやりたくない事に支配され続けるという事」
それはとてももったいない事だと思うんですよね。
だから、ちょっとずつでも構いません。
あなたの好きなこと、やりたいことにエネルギーを注いでいけるよう、やりたくない事を手放していく事。
そして今回紹介した
・とりあえず、何もしない時間を持つ
・自分の気持ちに素直になってみる
・100点を目指さず、どんな自分でも認めてあげる
・他人や周囲の評価とか気にしない
・1日1個でも、先に進めたらOK
これら5つの考え方を参考にしてもらい、やりたい事にエネルギーを注ぐ頑張らない生き方にシフトしてみてください。
そうすれば、きっと疲れ切っている状態から、徐々にうまくいくようになっていくと思いますよ。
ではでは、また次回にお会いしましょう。