どうも~こんにちは、サケです。
今回の記事では
「WordPressブログのコメント欄って必要なの?」
「ブログのコメント欄のSEO効果や、メリットとデメリットについて教えてほしい」
こういう疑問や悩みにお答えしていきます。
WordPressブログを始めて扱いにちょっと慣れてくると、気になってくるのが「コメント欄の必要性」ではないでしょうか。
ブログを開設して数ヶ月~半年の間はまともにアクセスも集まらないので、コメントがつくことはほとんどありません。
そのため、コメント欄の必要性について疑問に感じる方もいると思うんですね。
この記事を書いている僕は、2013年頃にブログを開始。
雑記ブログで月140万PVを達成した経験があり、現在はブログで生計を立てています。
そこで今回の記事では、ブログのコメント欄は必要なのか?という点について
ブログのコメント欄のSEO効果やメリット&デメリットなどを解説していきます。
本記事を読むことで、ブログのコメント欄は残すべきか閉鎖すべきか、判断できるようになりますよ。
ぜひ最後まで読んでみてください。
ブログのコメント欄のSEO効果について
まず、ブログのコメント欄が必要かどうか考えるなら、コメント欄のSEO効果を確認する必要がありますね。
結論から書くと、コメント欄に書かれたコメントにはSEO効果が期待できます。
その理由は、ブログのコメントはページコンテンツの一部として認識されるからです。
ブログのコメント欄がSEO効果でどういう影響を与えるのか。
その点について、Googleのゲイリー・イリェーシュ氏がTwitterのコメントで明らかにしています。
(イリェーシュと読むのが正しいようですが「イリーズ」「アイリーズ」でも正しいみたいです)
@jenstar it feeds into general quality. Say, there’s good content, 5 points, great links from great pages, 2 points, thriving community, 1pt
— Gary 鯨理/경리 Illyes (@methode) April 27, 2016
・質問者:Jennifer Slegg
コメントや活発なコミュニティは「質の高いコンテンツ」に含まれると思いますが、他のSEO的な利点はありますか?
・回答者:Gary 鯨理/경리 Illyes
それらは一般的な質に影響を与えます。優れたコンテンツを5ポイントとすると、優れたページからのリンクが2ポイント、活発なコミュニティでのやりとりは1ポイントです。
イリェーシュ氏の回答を見る限り、ブログのコメント欄で活発にやり取りするというのは、そのサイトが活発である証拠でもあります。
そのため、多少のSEO効果が期待できるといえます。
スパムコメントはページのSEO評価を下げてしまう
ただ、ここで注意したいのはコメント欄でのやり取りが「健全で活発なコミュニティであるかどうか」という点です。
というのも、スパムコメントなどの悪質なコメントがあると、逆にSEO評価が下がってしまうんですね。
@jenstar yep. In general if we see that there’s a healthy, thriving community on a site, that can help a lot
— Gary 鯨理/경리 Illyes (@methode) April 27, 2016
・質問者:Jennifer Slegg
同じことがブログのコメントにも当てはまりますよね。コンテンツのコメントを見ることは、オーソリティ(権威性)を見るのに役立ちます
・回答者:Gary 鯨理/경리 Illyes
はい、健全で活発なコミュニティがあるかどうかは、SEO評価で大きな助けになります。
イリェーシュ氏も「健全で活発なコミュニティであるかどうか」と発言しています。
更にGoogleのジョン・ミューラー氏によると、スパムコメントも含めてサイト全体の質を管理するのも、運営者の責任としているんですね。
こちら以下の記事で、詳しい内容が紹介されています。
⇒⇒⇒コメントも含めたページ全体のコンテンツが品質評価される
サイトの内容を要約すると
「スパムコメントでブログ全体の評価が下がってしまっても、それはブログ運営者の責任になる」
ということが書かれています。
そのため、コメント欄を設置している場合は
・スパムコメントを排除するプラグインを使う
・いっそのこと、コメント欄を排除してしまう
・不用意なコメントや怪しいリンクがページに表示されないようにする
このように、ブログの評価が下がらないよう対策を取りましょう。
WordPressブログのコメント欄のメリット4つ
では、WordPressブログのコメント欄のメリットを4つ解説していきます。
1・記事の反応をもらえることでモチベーションがアップする
2・質の良いコメントのやり取りは、SEO効果がある
3・記事内の誤字脱字や間違った箇所を指摘してもらえる
4・読者とのやり取りから、個別セールスに発展するケースもある
順番に見ていきますね。
1・記事の反応をもらえることでモチベーションがアップする
ブログの運営を始めると、アクセスが集まり始めるまで少なくとも「数ヶ月~半年以上」の時間がかかります。
その期間中はずっと、アクセスが集まらない中で
・キーワード選定&キーワードボリュームを調べる
・ライバルチェック
・記事の構成&記事を書く
・WordPressに下書きして、記事を公開する
この作業を繰り返すことになります。
アクセスが集まっていない状況下で、この作業をくり返していると、だんだんとモチベーションが下がっていくんですよね。
WordPressブログは、最初の期間はアクセスが集まらないものなんですが・・
それが分かっていても、何の反応もないブログの更新を続けていくのは、精神的にかなり苦痛です。
そういった中で、ブログにコメントがついたりすると、かなり嬉しく感じるんですよ。
コメントを書いてくれたということは、記事の露出が高まって見てくれる人が増えたということですからね。
そのコメントが
「この記事役に立ちました、ありがとうございます!」
というお礼コメントとかだったら、結構モチベーションが回復するというものです。
作業のモチベーション回復になるのは、1つのメリットといえますね。
2・質の良いコメントのやり取りは、SEO効果がある
2つ目は質の高いコメントのやり取りは、SEO効果がある点。
これはさきほども書いた通りですね。
コメントのやり取りは、活発なコミュニティである証拠ともいえるので、多少なりともSEO効果が期待できます。
他のブログ運営者の記事をチェックしてみたところ。
ブログのコメント欄で長々とやり取りしていたら、そのブログ記事がいつの間にか上位表示されていたそうです。
その点を考えると
・コメント欄での活発なやり取りは、質の高いコンテンツと見なされる。
・その結果、SEOで評価されて上位表示される可能性が高まる
こういう流れで、ブログが評価されていくと考えられます。
とはいえ、スパムコメントの対策をしておかないとブログの評価が下がってしまうので、対策をしっかりしてブログを管理することが重要です。
3・記事内の誤字脱字や間違った箇所を指摘してもらえる
3つ目は、記事内の誤字脱字や間違った箇所を指摘してもらえる点。
ブログの情報発信で重要なのは「読者の役に立つ記事を書くこと」です。
とはいえ、記事を書く時情報収集して構成なども自分で組み立てて書いていくことになります。
そうなると、どうしても内容が主観的になってしまうんですよね。
自分なりに気をつけて書いているつもりでも、内容がちょっと間違っていたり、誤字脱字が出てしまったりなどもあります。
そういう時にコメント欄を開けていると、読者さんがコメントで指摘してくれたりするんですね。
僕もこれまで2,200記事以上は書いてきましたが、コメント欄を通じてかなり指摘されてきましたね。
投稿する時に十分見直しをしたつもりでも、どこか見落としている部分はあったりするものです。
そんな時、読者さんの指摘があると、素早く修正できて助かったりします。
4・読者とのやり取りから、個別セールスに発展するケースもある
あとはコメント欄のやり取りから、個別セールスに発展するケースもある点ですね。
例えば、以下のようなブログがあった場合。
ブログについて教えてほしいと感じるのは、どちらのブログにでしょうか?
A:ブログのコメント欄が全くなく、どんな対応をしているのかよく分からないブログ。
B:コメント欄が活発で、読者の問い合わせに対して紳士的に対応しているのが、見て分かるブログ。
おそらく、だいたいの人が「B」のブログを選んだんじゃないでしょうか?
昨今は情報の質も重要ですが、それ以上に「どんな人が発信しているのか?」が重要視されるようになっています。
記事を読んだだけでは、なかなか記事を書いた人の人間性までは読み取れません。
しかし、ブログのコメント欄だと返信内容をチェックするだけで、記事から伝わってこなかった人間性や人の良さなどが伝わってきたりするんですね。
なので、コメントでのやり取りを公開しておくと、個別セールスへの発展も期待できるわけです。
ブログでコーチングやコンサルなど、人に教える系のサービスを販売している人なら、コメント欄を設置しておくメリットは高いかもしれませんね。
もちろん、ただの批判コメントや中傷コメントだったら、公開する必要はありませんよ。
個別セールスに発展する可能性は「0」ですからね。
WordPressブログのコメント欄のデメリット3つ
次に、WordPressブログのコメント欄のデメリットを3つ解説していきます。
1・コメント欄で誹謗中傷される可能性がある
2・スパムコメントが頻繁に届く可能性がある
3・コメントの返信にいちいち時間を取られる
こちらも順番にチェックしていきましょう。
1・コメント欄で誹謗中傷される可能性がある
1つ目はコメント欄で誹謗中傷される可能性がある点。
ブログを開設してから「数ヶ月~半年ほど」は、コメントされることもない日々が続きます。
そして記事の露出が増えて徐々にアクセスが集まってくるようになると、コメントがつくようにもなるんですが・・
中には、一方的に攻撃的なコメントをしてくる人もいるんですよ。
こういう人の場合、こちらがどんなに質の良い記事を書いても意味がないんですよね。
ブログのコメント欄への投稿は匿名性が高く、どこの誰がコメントしたのか分かりませんから。
その匿名性の高さを利用して、記事の内容に関係なく批判してきたり、時には人格を非難するなどのひどいコメントを投稿する人もいます。
このあたりは、コメント欄のデメリットの1つですね。
基本的に、こういう誹謗中傷のコメントへの対応は「スルーする、無視する」が一番です。
そういう心ないコメントにメンタルをやられてしまっては、それこそ誹謗中傷コメントをした人の思うつぼですからね。
むしろ誹謗中傷コメントがついたということは、注目度が上がってきている証拠ともいえます。
なので、誹謗中傷コメントがついてきたら
「あ、もしかして自分の記事の注目度が上がってきたのかな?成長しているのかな?」
と、前向きに考えつつ、アンチコメントを削除してしまいましょう。
どうでもいいコメントは気にせず、コツコツ記事を書いていくのが大事ですね。
2・スパムコメントが頻繁に届く可能性がある
2つ目は、スパムコメントが頻繁に届く可能性がある点。
ブログの注目度が上がってくると出てくる問題が「スパムコメント」ですね。
だいたい、海外からのスパムコメントが毎日のように届くようになります。
しかし、スパムコメントはWordPressのプラグインを使用することで対応可能です。
スパムコメントに対応するプラグインで有名なのは「Akismet Anti-Spam (アンチスパム)」ですが・・
このプラグインは以下の問題点があるんですよね。
・動作がすごく重たい
・サイトで商用利用する場合は、お金を払う必要がある
つまり、WordPressをビジネスに活用する場合は、お金を払って利用しないといけないんです。
そこでおすすめしたいのは「Invisible reCaptcha for WordPress」のプラグイン。
こちらも、スパムメールやスパムコメントへの対策できるプラグインとなります。
以下の動画で設定方法を解説しているので、こちら参考にしてみてください。
3・コメントの返信にいちいち時間を取られる
3つ目は、いちいちコメントの返信に時間が取られる点。
記事にコメントが投稿されるとなかなか嬉しいものですが、コメントへの返信作業って結構時間を取られるんですよね。
そして記事へのコメントが増えれば、それだけ返信量も増えていきます。
場合によっては1時間近くかかることもあるんですが、1時間あったら「記事ネタのリサーチ&構成の組み立て」くらいはできるんじゃないかと。
そう考えると、コメントへの返信はタダ働きみたいなものなんですよね。
(SEO効果が多少つくので、完全にタダ働きというわけでもないですが)
あとは物理的に時間が足りなくなって、リサーチや記事を書いたりする時間がなくなってしまうこともあります。
こうなってくると、ブログの運営にも支障が出てきてしまいますよね。
このケースの対処法は、いっそのことコメント欄を排除して、読者との交流はSNSで行うといいでしょう。
SNSでのやり取りに限定すれば、スキマ時間や空き時間にすぐに返信できますからね。
SNSの普及でブログのコメント欄の必要性が薄くなっている?
ここまでWordPressブログのコメント欄の、メリット&デメリットを解説しました。
コメント欄にはデメリットがあるものの、メリットで得られる効果もあることが分かったかと思います。
ただ、個人的な感覚からすると、ブログのコメント欄の必要性はだいぶ薄くなっているように感じます。
その理由が、TwitterやFacebook、Instagramといった「SNS」の存在ですね。
今や誰もがスマホを持っている時代となり、個人がSNSのアカウントを持つのは当たり前な時代になっています。
いちいちブログのコメント欄からコメントをしなくても、SNSでコメントを送った方が遥かに楽なんですね。
実際僕もTwitterで情報発信していたら、SNSを通してコメントを頂けましたし。
おはようございます。#今日の積み上げ
・被リンク対策
・記事ネタ+構成作成1つ
・本を自炊してデータ化
・記事更新195記事
今日は午前中晴れてるようですけど、だんだん天気悪くなってくるそうですね~。
ひとまず、記事構成のストックためるのと、被リンク対策を強化していきます。
— サケ (@build_lifetime) October 7, 2020
加えてSNSでやり取りしていると、以下のメリットを得ることもできます。
・読者さんがこちらの人間性などをチェックしやすい
・記事を更新して「いいね」や「リツイート」の数で、人気のある記事が分かりやすい
以上の点を考えると、SNSの普及によってブログのコメント欄の必要性は、だいぶ薄くなっているといえるでしょう。
WordPressブログでコメント欄を使うなら「手動の承認制」にしよう
あなたがWordPressブログでコメント欄を使用するなら「手動の承認制」をおすすめします。
手動の承認制に設定することで、以下の3つのメリットがありますよ。
・誹謗中傷やアンチコメントを残さず削除できる
・スパムコメントを事前に削除できる
・いきなりアンチコメントが投稿されても、コメント欄に公開されない
さきほども書いたように、コメント欄に意味のないコメントやスパムコメントが投稿されると、ブログ全体の評価が下がってしまいますからね。
手動でチェックするのは手間がかかりますが、それらのコメントの管理をすることもブログ運営者の仕事です。
ブログを見てくれる読者の気分を害さないよう、誹謗中傷やアンチコメントは前もって確認して排除していきましょう。
コメント欄を承認制にする設定方法
コメント欄を手動の承認制にする設定方法は、以下の通りです。
まず、WordPressのダッシュボードを開いて「設定」⇒「ディスカッション」とクリックします。
ディスカッション設定の画面が表示されたら「コメント表示条件」の項目を見てください。
そして「コメントの手動承認を必須にする」にチェックしてください。
あとは「変更を保存」のボタンをクリックすれば完了です。
これで、こちらが承認していないコメントはコメント欄に表示されないようになりました。
お疲れ様でした~。
今回のまとめです
というわけで今回はブログのコメント欄は必要なのか?という点について。
コメント欄のSEO効果やメリット&デメリットなどを初心者向けに解説していきました。
改めて内容をおさらいすると、ブログのコメント欄のメリットは以下の4つ。
1・記事の反応をもらえることでモチベーションがアップする
2・質の良いコメントのやり取りは、SEO効果がある
3・記事内の誤字脱字や間違った箇所を指摘してもらえる
4・読者とのやり取りから、個別セールスに発展するケースもある
デメリットは以下の3つでした。
1・コメント欄で誹謗中傷される可能性がある
2・スパムコメントが頻繁に届く可能性がある
3・コメントの返信にいちいち時間を取られる
SNSが普及したことによって、コメント欄の存在意義はだいぶ薄くなっているように感じます。
そのため、コメントは特に必要ないという意見も多くなっていますね。
当ブログでは、今のところ管理が大変というわけでもないので、コメント欄を設置したままですが・・・
今後コメント欄が荒れるようなことがあれば、閉じるかもしれませんね。
コメント欄のメリットとデメリットを見極めつつ、あなたのブログでコメント欄を設置しておくかどうか決めていきましょう。
というわけで、今回の内容は以上です。
また次回お会いしましょう。
以下の記事もぜひ参考にしてみてくださいね。