どうも~こんにちは、サケです。
今回の記事では
「Windows10パソコンで『対象のパスが長すぎます』と表示されて削除できない」
「対象のパス、ファイル名が長すぎて消したくても消せない、対処法を教えて」
こんなトラブルを解決していきます。
Windows10パソコンを使用していると、ファイルの削除や移動などしょっちゅう行いますよね。
しかしごくたまにですが
「対象のパスが長すぎます」
「ファイル名の長さは、対象のフォルダに対して長過ぎる可能性があります」
と表示されて削除できないことがあります。
このエラーが表示されてしまうと、ファイルやフォルダの削除や移動ができなくなってしまうんですよね。
緊急性が高いわけじゃないですが、いつまでも削除や移動できないファイルやフォルダを放置しておくのは気持ち悪いものです。
なるべく対処した方がいいでしょうね。
なので、今回はWindows10パソコンで対象のパス・ファイル名が長すぎて削除できない時の対処法を解説していきます。
対象のパス・ファイル名が長すぎて削除できない時の対処法6選-Windows10
では、対象のパス・ファイル名が長すぎて削除できない時の対処法を6つ解説していきます。
1・対象のファイル名を短くする
2・対象のファイルが入ったフォルダ名を短くする
3・対象のファイルの拡張子を「テキスト形式」に変更する
4・コマンドプロンプトから削除する
5・長いパスでもアクセスできるように設定する
6・「xcopy」コマンドでファイルやフォルダをコピーしてみる
順番に見ていきましょう。
1・対象のファイル名を短くする
まず1つ目は対象のファイル名を短くする方法。
「対象のパスが長すぎます」と表示される原因はだいたい以下が考えられます。
・「ファイルとフォルダ」の絶対パスが259文字を超えている
ちなみに絶対パスとは、親フォルダも含めたファイルたフォルダの場所を示すアドレスのようなものです。
(”C:\Users\sooni\Desktop\テストフォルダ\test.txt”など)
・「ファイルとフォルダ」の名前が255文字を超えている
このため、手っ取り早くエラーを解消するなら対象のファイル名を短くしてみましょう。
エラーの症状が軽いなら、大抵はこれで改善するはずです。
2・対象のファイルが入ったフォルダ名を短くする
対象のファイル名を短くしても症状が改善しない場合。
フォルダ名が長すぎてエラーを引き起こしている可能性が高いです。
この場合は以下のようにフォルダ名を短くしてみましょう。
「変更前」
C:\aaaaaaaaaaa/bbbbbbbbbbbb/ccccccccc/20210226-oyoyo.txt
「変更後」
C:\a/b/c/20210226-oyoyo.txt
フォルダ名を短くしたのに削除できない場合。
対象のファイルが入っているフォルダ名だけを短くしていないでしょうか?
対象のフォルダだけでなく、上の階層のフォルダ名も短くするとエラーが解消されるはずです。
ぜひ試してみてください。
3・対象のファイルの拡張子を「テキスト形式」に変更する
対象のファイルの拡張子を「テキスト形式」に変更すると、エラーが解消されることがあります。
以下の手順でファイルの拡張子を切り替えてから、ファイルの削除を試してみましょう。
1・対象のフォルダの「表示」タブをクリックして「ファイルの拡張子」にチェックを入れます。
2・削除できないファイルを右クリックして「名前の変更」をクリックします。
もしくはファイルを選択して「F2」キーでも名前は変更できますよ。
3・ファイル名の拡張子を「.txt」に変更します。
4・コマンドプロンプトから削除する
ファイルやフォルダ名の名前を変更しようとしてもできないケースもあります。
こういう場合はコマンドプロンプトを使って強制的にファイルを削除する方法もあります。
手順は以下の通りです。
1・左下の検索ボックスに「コマンドプロンプト」と入力して「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」をクリックします。
2・コマンドプロンプトを起動したら、以下のようにコマンドを入力します。
ファイルの場所の確認方法は対象ファイルを右クリックして「プロパティ」を確認するか。
もしくは、対象ファイルを選択して「Shift」を押したまま右クリック⇒「パスのコピー」からコピーできます。
3・コマンドを入力したら「Enter」キーを押して実行しましょう。
コマンドを実行したら、対象のファイルが削除できているか確認してみてください
5・長いパスでもアクセスできるように設定する
Windows10の設定を長い絶対パスも使える設定に切り替えれば、ファイル名が長すぎてもエラーが出ない状態にできます。
レジストリを変更する方法もありますが、今回はグループポリシーで設定する方法を解説していきますね。
1・画面左下の「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
2・「gpedit.msc」と入力して「Enter」キーを押します。
3・グループポリシーを起動したら「コンピュータの構成」⇒「管理用テンプレート」⇒「システム」⇒「ファイルシステム」と展開します。
4・右メニューで「Win32の長いパスを有効にする」をダブルクリックします。
5・「有効」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
6・あとはパソコンを再起動させて設定を反映させましょう。
再起動したら、対象のファイルが削除できるようになっているか確認してみてください。
6・「xcopy」コマンドでファイルやフォルダをコピーしてみる
対象のファイルを別の階層ファルダにコピーすると、エラーが解消されるケースがあります。
とはいえ、普通の操作でのコピーはできないのでコマンドプロンプトから「xcopy」コマンドを実行してファイルのコピーを行います。
1・左下の検索ボックスに「コマンドプロンプト」と入力して「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」をクリックします。
2・以下の通りに「xcopy」コマンドを入力して「Enter」キーを押します。
xcopy “元のファイル/フォルダの絶対パス” “コピー先フォルダの絶対パス”
3・コピーが完了できたら、コマンドプロンプトを閉じて対象のファイルが操作できるようになっているか確認してみましょう。
今回のまとめです
というわけで今回は、Windows10で対象のパス・ファイル名が長すぎて削除できない時の対処法を解説しました。
改めて内容をおさらいすると、以下の6つでしたね。
1・対象のファイル名を短くする
2・対象のファイルが入ったフォルダ名を短くする
3・対象のファイルの拡張子を「テキスト形式」に変更する
4・コマンドプロンプトから削除する
5・長いパスでもアクセスできるように設定する
6・「xcopy」コマンドでファイルやフォルダをコピーしてみる
「対象のパスが長すぎます」と表示されて削除できないファイルを放置しておくと、後々作業効率に影響が出てくる可能性もあります。
緊急性が高いわけではありませんが、なるべく早い段階で対処して余計なファイルを削除しておきましょう。
ぜひ、今回の対処法を参考にしてみてくださいね。
今回の記事がお役に立てれば、嬉しく思います。
では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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