どうも~こんにちは、サケです。
今回の記事では
「Windows10で圧縮されたzipファイルを解凍できない・・」
「受信したzipファイルを開こうとしたけど開けない、対処法を教えて」
こんなトラブルを解決していきます。
たくさんのデータやファイルのやり取りをする際、忘れてはならないのが「データの圧縮」ですね。
複数あるデータやファイルを1つにまとめるだけでなく、容量も軽くできるのでデータの送受信をスムーズに行えます。
メールに添付したりGoogleドライブに保存したりする時など、zipファイルに圧縮してやり取りする人は多いかと思います。
それでごくたまにですが、Windows10で圧縮されたzipファイルを解凍できない・・!
こんなトラブルが起こることがあります。
仕事の場面で「zipファイルが開けない・・!」なんて状況になったら、かなり困りますよね。
そこで今回は、Windows10で圧縮zipファイルを解凍できない・開けない時の対処法を解説していきます。
圧縮zipファイルを解凍できない・開けない時の対処法【Windows10】
では、Windows10パソコンで圧縮zipファイルを解凍できない・開けない時の対処法を5つ解説していきます。
1・圧縮zipファイルを標準機能で解凍できるよう設定する
2・有料ソフトをすすめられる場合は「エクスプローラー」を選択して展開する
3・圧縮解凍フリーソフトを使う
4・一時的にセキュリティソフトをオフにする
5・「エラー 0x80004005: エラーを特定できません」と表示される場合
こちら順番に見ていきましょう。
1・圧縮zipファイルを標準機能で解凍できるよう設定する
まず、以下の場合は圧縮zipファイルを標準機能で解凍できるよう設定してみましょう。
・解凍しようとしているzipファイルのアイコンがフォルダアイコンのままや空白の状態
・関係ないアプリが勝手に開いてしまう状態
Windowsの標準機能で解凍するための設定手順は以下の通りです。
1・zipファイルを右クリックして「プロパティ」をクリックします。
2・「全般」タブの「プログラム:~」と書かれた右側の「変更」ボタンをクリックします。
3・「今後の.zipを開く方法を選んでください」と表示されるので「エクスプローラー」を選択して「OK」をクリックします。
4・再度zipファイルを右クリックすると「すべて展開」が表示されるので、クリックして解凍できるか試してみましょう。
2・有料ソフトをすすめられる場合は「エクスプローラー」を選択して展開する
パソコンの買い替えやWindowsのアップデートを行ったりすると、稀に「WINZIP」という有料ソフトを勝手に勧められることがあるようです。
とはいえ「WINZIP」の有料アプリがなくても、標準機能で圧縮&解凍をすることはできますからね。
この場合も上記の項目と同じように「エクスプローラー」を選択して展開すればOKです。
誤って「WINZIP」を使ってしまうと、無料お試し期間中は普通に使えますが、期間が終了すると
「WINZIPを購入しないとファイルの圧縮や解凍はできません」
といった具合に警告されるようになります。
この場合も解凍に使用する既定のアプリを切り替えればいいだけの話です。
とはいえ、パソコンに慣れてない人だと「WINZIP」の有料アプリを買ってしまうかもしれませんね。
なので、有料ソフトを勧めれれる場合は気をつけてください。
3・圧縮解凍フリーソフトを使う
Windows10に標準装備されている解凍機能ではなく、圧縮解凍フリーソフトを使って解凍してみましょう。
標準装備の解凍機能より優秀なので、ぜひ使ってみることをおすすめします。
主な圧縮&解凍ソフトは以下の通りですね。
・7-Zip
・Lhaplus
ちょっと順番に解説しておきます。
7-Zip
「7-Zip」はオープンソースのフリーシフトながら、高頻度で更新されている圧縮&解凍ソフトになります。
高い圧縮率を誇り、様々な圧縮形式にも対応していて解凍スピードもスムーズ。
他の圧縮&解凍ソフトと比較しても、飛び抜けて優秀なフリーシフトですね。
ひとまずデータやファイルの圧縮と解凍をするなら、この「7-Zip」を入れておけば間違いないです。
ぜひダウンロード&インストールは済ませておきましょう。
⇒⇒⇒「7-Zipの公式ダウンロードページ」
Lhaplus
「Lhaplus(ラプラス)」もWindowsでは代表的な圧縮&解凍ソフトの1つですね。
幅広い圧縮形式に対応しており、圧縮解凍ソフトなら「Lhaplus(ラプラス)」と言われるくらい定番なソフトです。
ソフトをダウンロードしてインストールが完了したら、すぐに使うことができます。
使い方も非常に簡単。
・圧縮zipファイルの上で右クリック⇒「解凍」⇒「デスクトップに解凍」を選択する
・圧縮zipファイルを「Lhaplus」のアイコンの上にドラッグする
このいずれかのやり方で、デスクトップ上に解凍されたデータが表示されます。
「Lhaplus(ラプラス)」もまた「7z」「lzh」「rar」「gz」など20種類以上の幅広い形式に対応しています。
「7-Zip」をインストールしておけば問題ないとは思いますが、念の為パソコンに入れておいて損はないフリーソフトですね。
⇒⇒⇒「Lhaplus(ラプラス)の公式ダウンロードページ」
4・一時的にセキュリティソフトをオフにする
パソコンにインストールしているアンチウィルスソフトやセキュリティソフトが、zipファイルに反応して解凍できないケースがあるといいます。
この場合は一時的にセキュリティソフトのリアルタイムを無効化するか、オフにしてから解凍を試してみましょう。
念の為
・Windows標準のWindowsDefender
・avast(アバスト)
それぞれのリアルタイム保護の無効化の手順を解説しておきます。
Windows標準のWindowsDefenderのリアルタイム保護を無効化する
1・画面左下の「Windowsマーク」⇒「設定」とクリックします。
2・設定画面の「更新とセキュリティ」をクリックします。
3・左メニューの「Windowsセキュリティ」を選択して「ウィルスと脅威の防止」をクリックします。
4・「ウィルスと脅威の防止の設定」の「設定の管理」をクリックします。
5・「リアルタイム保護」の下にあるスイッチを「オフ」にします。
これでWindowsDefenderを一時的に無効化できます。
リアルタイム保護を一時的に無効化したら、zipファイルが解凍できるか確認してみましょう。
avast(アバスト)を一時的に無効化する
あとは「avast(アバスト)」を一時的に無効化する手順について。
こっちはすごい簡単ですよ。
1・画面右下の隠れているインジケータを出して「avast」のアイコンを右クリックします。
2・「アバストシール制御」から無効にする時間を選択します。
圧縮zipファイルを解凍できるか試すだけなので、長くても「1時間無効にする」を選択しておけば問題ないと思います。
avastを一時的に無効化できたら、こちらもzipファイルを解凍できるか確認してみてください。
5・「エラー 0x80004005: エラーを特定できません」と表示される場合
あとはzipファイルを展開して解凍しようとすると、以下のようなエラーが出てくるケースがあります。
1件の中断されたアクション
予期しないエラーのため、ファイルをコピーできません。このエラーが再発する場合は、エラーコードを使用して、この問題についてのヘルプを検索してください。
エラー 0x80004005: エラーを特定できません
…
このエラーはWindows10の展開機能が、zipファイルの暗号化方式に対応していないため起こります。
分かりやすくいうなら、zipファイルにかかっている鍵が高性能なので、標準の展開機能だと鍵の性能についていけないんですね。
この場合は、zipファイルの暗号化方式に対応している展開ツールを導入すれば解決できます。
おすすめなのは、先ほども紹介した「7-zip」のフリーソフトですね。
安全性の高い「AES-256」という形式やパスワード付きのzipファイルにも対応しています。
「7-zip」のフリーソフトをインストールできたら
1・エラーで解凍できなかったzipファイルを右クリック
2・「7-zip」⇒「展開」とクリック
これで解凍できなかったzipファイルも開けますよ。
ちなみに以下のケースだとzipファイルを解凍できないことが多いです
ちなみに以下のケースの場合、zipファイルを解凍できないことが多いです。
1・圧縮zipファイルのサイズが大きすぎる
2・圧縮zipファイルが破損している
3・圧縮zipファイルにパスワードがかかっている
こちらも順番に見ていきましょう。
1・圧縮zipファイルのサイズが大きすぎる
まず圧縮zipファイルのサイズが大きすぎる場合。
zip形式で圧縮できるファイルサイズは、基本的に最大で「4GBまで」となっています。
4GBを超えたファイルを圧縮しようとすると、解凍する時に破損してしまうんですね。
4GB以上のデータやファイルを圧縮&解凍するなら、Windowsとzipファイルを生成するアプリやソフトが「zip64」の形式に対応している必要があります。
Windows10はこのフォーマットに対応しているので、あと必要になるのは「zip64」に対応しているソフトですね。
4GB以上のファイルやデータを圧縮するなら、さきほど紹介したフリーソフトの「7zip」の「7z形式」で圧縮するのがおすすめ。
圧縮効率に優れており、解凍スピードもスムーズなのが特徴です。
2・圧縮zipファイルが破損している
次にzipファイルそのものが破損している場合。
圧縮されたzipファイルは、以下のケースで破損してしまうことがあります。
・ダウンロードが途中で止まってしまい不完全な状態でデータがダウンロードされた
・ドライブに保存されてい途中で、システムの不具合によってファイルが壊れてしまった
不完全な状態でダウンロードされたzipファイルは、完全な状態でダウンロードし直せば解凍可能です。
しかし、ドライブに保存されている途中でファイルが壊れてしまった場合は、修復は困難です。
改めて圧縮ファイルをダウンロードするか・・・
もしくは添付で送信された場合は、再度zipファイルを送ってもらうよう送り主に連絡してみましょう。
3・圧縮zipファイルにパスワードがかかっている
あとはzipファイルにパスワードがかかっている時ですね。
不特定多数の人にzipファイルを見られたくない場合、パスワードをかけてzipファイルを圧縮することができます。
正しいパスワードを入力すれば、解凍されて中身のデータやファイルを開けます。
しかし、間違ったパスワードを入力してしまうとエラーが出て解凍できないんですね。
他人から送信されたzipファイルなら、送り主からパスワードをしっかり確認しておきましょう。
ただ、自分が作成したzipファイルでパスワードを忘れてしまった場合、解凍するのが困難になります。
仮に忘れてしまったら「パスワードの解析ソフト」を試してみるのもいいかもです。
「Pika Zip」というフリーソフトなら、簡単にパスワードを解析できるので試してみる価値はあると思います。
以下のリンクから「Pika Zip」をダウンロードできますよ。
⇒⇒⇒「Pika Zipのダウンロードページ」
今回のまとめです
というわけで今回は、Windows10で圧縮zipファイルを解凍できない・開けない時の対処法を解説しました。
内容を改めておさらいすると、以下の5点でしたね。
1・圧縮zipファイルを標準機能で解凍できるよう設定する
2・有料ソフトをすすめられる場合は「エクスプローラー」を選択して展開する
3・圧縮解凍フリーソフトを使う
4・一時的にセキュリティソフトをオフにする
5・「エラー 0x80004005: エラーを特定できません」と表示される場合
記事中で紹介した「7-Zip」をインストールしておけば、大抵のファイル形式には対応しているので「形式が合わずに解凍できない」というトラブルは少なくなるはずです。
しかし、元々のzipファイルが破損していると開きようがありません。
その場合は改めてzipファイルをダウンロードするか、送り主に壊れていないファイルを再度送信してもらいましょう。
今回の記事がお役に立てれば、嬉しく思います。
では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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ぜひご覧ください。
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